フィンランドの車事情
| フィンランドは自国生産の自動車メーカーが無いため，知るひとぞ知る世界でもっとも自動車購入税の高い国の一つです｡そのせいか人々は車を次々と乗り換えることはほとんどなく、「まだ動くの？」と思うような古ーい車（80年代型くらいの）に乗っている人もいます。車検も日本のように念入りにすることは無く，その分車の維持費は高くはないのですが、所持者自身でこまめに車のメンテをする必要がありそう｡急に冷え込んだり，雪が降ったりした日には、道端に故障した車が置かれていたりするのをよく目にします｡（こわっ）フィンランドのような厳寒地の気候は車にとって過酷なはずですが，あちこちメンテをしながら長く乗っています｡我が家の車も91年型のオメガ車ですが、この冬急に冷え込んだ時にラジエーターの水が凍り付いてしまって破損したらしく水漏れするようになり，早速取り替えました｡（約1000mk）
2月8日付の新聞（Metro）に1月のメーカー別販売台数が載っていました。 １．TOYOTA １，８６８ ２．OPEL １，３９１ ３．VOLKSWAGEN １，３６４ ４．NISSAN １，０４９ ５．FORD ９１８ ６．VOLVO ８９３ ７．PEUGEOT ７９２ ８．MERCEDES-BENZ ６３３ ９．FIAT ５７４ １０．RENAULT ５７２ ＊1月の販売台数12，551台
フィンランドの街中では日本車がよく走っています｡人気はやはりヴィッツ（yalis),ファンカーゴ（yaliswagon)でしょうか。その他カローラ（日本のカローラとちょっとフロントデザインが違い、ハッチバック型が人気）もよく見かけます｡日産車もマーチ、プリメーラ，ダットサン（日本でもはたしてまだ現役で走っているのか？）三菱、ホンダ車も人気があります｡お隣のスウェーデンに行くとよくお目にかかる韓国車はまだほとんどフィンランドではお目にかかりません｡アジアの中でも日本に好感を抱く人が多いのは日本企業のイメージアップにもつながっているのか，企業イメージが日本の好感度アップに貢献しているのかわかりませんが，こういったところでも概ねにおいて親日的なフィンランドの一面がうかがえるようです｡ |