40年来の暖冬(2000年12月)


 今年の秋は晴れの日が多く紅葉もきれいで10年ぶりの美しい秋といわれていましたが、11月頃から毎日雨の日が続き12月中旬になっても雪にならず雨の日が続きます。12月5日付の新聞ではここ10年間のヘルシンキの気温の一覧が載っていたのですが,例年ですと0度前後、暖かかった年でも4度程度で今朝(12日)のニュースでは「毎日雨が降り,ここ40年の気温を日々更新している」とコメントしていました。ちょうど例年で言うと9月頃の気候だそうで,「日に日に日が短くなっていき毎日雨が降って気分が落ち込む」というフィンランド人にとって最悪な季節が今なのかもしれません。でも、もう今の時期ですと街はクリスマスムードで盛り上がっているので今年はそんなに気分も落ち込まなかったのかな?スポーツ店でもスキー関連の売上が例年の2,3割減で確かにスキー用品の売り場は活気が無いような・・。今年のヘルシンキの初雪は10月下旬でパシラにあるメッセホールで11月はじめにスキーメッセがあった時は会場も盛り上がっていたのですが・・。

 11月末にもクオピオでワールドカップスキージャンプ大会が行われていましたが,横殴りの雨という悪天候で2回目のジャンプが中止になりました(日本の西方選手が2位に入賞してましたが)。

 しかしオーロラは地上の気温には関係なく、今年は当たり年というだけあってミッケリのようなヘルシンキから200キロ北東に行った都市でももう7回くらい観測されたそうです。フィンランド人にとっては珍しくとも何とも無い、わざわざ見に行くの(日本人が大挙して押しかけているのにフィンランド人は驚いているそうです)?といった感のあるオーロラですが,せっかくなのできれいなオーロラを見てみたいです。その前にこの曇り空をどうにかして―!