MARRASKUU(11月)
10月29日にヘルシンキで初雪が降り、デパートなどの店頭にクリスマスのものが並び始める。噂に聞いた｢わらの馬｣も。10月の最終週から1週間フィンランドの学校ではSyysloma(秋休暇)で、学校に通っている子供達はお休み。
同じフラットにすむ方から保健センターでインフルエンザの予防接種が受けられると聞いたので、去年の冬ひどいインフルエンザにかかった子供達に接種させておこうと思い､保健センターに行って聞いてみると｢受ける必要はないと思うけど｣とつれないお言葉｡でも｢毎年ひどいインフルエンザにかかるので｣というと処方箋をくれ、薬局に行ってワクチンをもらってくるよう指示された｡近くのApotekでワクチンを50mkで入手｡決められた時間に保健センターに行くとお年寄りばかり｡ハイリスクの人優先なので､元気な子供達は｢必要ない｣と言われたのか｡接種料等も取られずワクチンの実費だけですむ｡福祉社会の恩恵をまた得る｡
毎日暖かいせいか雪にならず、雨が続く。11月18日現在で日の出8:25、日没15:45、気温＋6度です。ストックホルムで行われていたMTV Europe AwardsでフィンランドのBomfunk MCがベストノルディックアーチストを受賞の話題で盛り上がっていた｡
本当に毎日雨が続く｡でも，こっちの気候ではどんなにいい天気でも一日一度は雨が降る事が多いので傘をささない｡子ども達も雨の中，レインコートを着て遊んでいる｡日本で売っているレインコートではなくいわゆる魚屋さんが着るようなゴム長ズボンにカッパのようなものを着て完全防水で遊ぶ｡日本人の感覚だと「そこまでして外遊びしなくても…」なんて思うのだけど。短い滞在なのにrukkaのレインコートやらreimaのジャンプスーツやらkivatのフードやらブーツ，手袋と北国用の備えに出費がかさむ・・｡ 
ヘルシンキ市のメインストリート、アレクサンテリン通りのイルミネーションの点灯式が、市長宣言とJoulu Pukki(ヨウルプッキ・フィンランド語でサンタクロース）とその妻、トントゥたちのパレードによってスタートしました。街中のデパートやお店も日曜営業が始まり、一年で一番賑やかなクリスマスシーズンのスタート。
フィンランドのラップランドから来たサンタクロースが東京の幼稚園を訪問し、子供達からの質問に答えている様子が載っていた。日曜日にパレードしたサンタさんもこれから世界中を旅するんだと言ってたので第１の訪問地が日本だったのかな。でも、フィンランドの人の中にはフィンランドのヨウルプッキは商業主義に走りすぎて嫌いだという人も少なくない｡所得水準の高くないラップランドの人たちにはいいことだろうという醒めた見方もある｡でも､皆小学生くらいまではトントゥやヨウルプッキが実在すると信じていたそうだ｡静かな国の人々には派手で｢ディズニーランド的な」（そんな表現をしていた）現在のヨウルプッキ（サンタクロース）の活動はあまり受け入れたくないものかもしれない｡ |
11月3日 秋休暇週間（Syysloma)