Toukokuu（２００１年５月）
  ５月１日 メーデー
今日はフィンランド人が飲んだくれる日、ヴァップ（メーデー）のお祭りの日。前日から街中には簡易トイレがあちこちに設置され、前日夜から飲んだくれるフィンランド人のための備えは万全。それでも突然のもよおしに、そこらへんで布で隠してもらいながら用を足したり、物陰で用を足したりする女性も多く、恥の文化で育った日本人としてはアンビリーバブルな世界・・・。 一応バップの日から春になるのだけどまだまだ気温は５℃程度で日本でいう冬のコートを着て人々が街に繰り出している。子連れで行くのは危険だが、大きな風船(これもなぜかバップには欠かせない)をほしがるので街に出てみる。カウッパトリで大きな風船６０mkを買い、今日も仕事に借り出されているHimeさんを冷やかしにNauhaus（ノイハウス；チョコレート屋さん)へ。祝日は店もやすまなければならないそうだが今日は特別に営業することを許されており、エスプラナディ通りからUnioninkatuに入ったお店もいっせいにメーデーランチ（Vappulounas；この日は家族でお昼ご飯をとる慣わしがあり、人気のレストランは前から予約をしておかなければ入れない)を出している。Himeさんの握るおすしランチはいつ食べてもおいしい。でも、デザートにチョコレートがついて不思議な組み合わせ。しめて７２mkなり。その後Himeさんの子供たちと一緒にeläinmuseo(自然博物館)へ。今日は入場無料で子供たちのための特別なイベントもあり、子供たちは大満足。次の日の新聞を見るとヴァップの日に未成年者で飲酒で警察のお世話になった若者は７０人近く、死者も数名出たそうだ。お祭りとなると世界共通、なのだろうか。
今日はゴールデンウィーク休暇を利用して母と姉が来フィンする予定、朝皆で出かけようと車のところへ行くと夫が｢あれ？鍵があいてる。閉め忘れたかなあ｣などというので「ふーん」なんて聞き流していると｢あれ？後ろの席のガラスが割れてる？う。うわーー」助手席の鍵穴がくりぬかれていて鍵が開けられていた！！この前イースター休暇ドライブでフロントガラスにひびが入って交換したばっかりだったのに！！また修理に出さないといけないわー！しかも今日からお客さんがくるのにー・・。と思っていると昼過ぎ、姉から電話。｢飛行機に乗り遅れた｣・・・・そんなことってあるの？じゃあ、どうするの？私が手配した呼び寄せ格安チケットはフィンエアーで次のフィンエアーのフライトは土曜日(フィンエアーは週2便しか運行してないので)、、チケットはどうなるの？予約していたパリのホテルは？ 結局JALパックで明日出発往復25万のチケットを取り、(姉と母は仕事があるのでもう休みを取れない)パリで落ち合うことに。あーん、でもパリは怖いよー、みんなに散々脅かされて正直、一人で行きたくないんだけど・・先行き不安なこの旅行、どうなることやら-- 後で聞くと、このviikki周辺、車上荒らしが多いそうな。開発中の地域で工事現場が多く、路上駐車も多く、夜間は人気がなくなるので車でささっと乗り付けてささっと去っていきやすいそう。被害にあった人も多く近くのいきつけ(になってしまった)ディーラーには連日ガラスを割られた車が運ばれてきている。ちょっと他国に比べて治安がいいから油断していたけど、やっぱり気をつけないと。
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